日本のサクラが死んでゆく

読了。
いや、星新一探しに行ったが目当ての本が無かったので…
昔からずっと不思議だった、全国各地のソメイヨシノの名所と呼ばれる処に行く度、「こんなもん?」と思っていたが、その理由を明らかにしてくれた本。
なんだ、生まれてからずっと日本一のソメイヨシノを見続けていただけだったのか…弘前公園から徒歩五分の場所で育って来たからなぁ、そらあ何処見ても満足しない訳だわ。
マリみて」にもそんな描写があったが、世間一般では初夏には櫻と毛虫は付き物だそうだが、子供の頃から櫻の樹に毛虫が付いているって覚えが無かったのだが、その理由も書いてあった。結局、健康な樹は虫なぞ寄せ付けないって事か。鷽の被害に対する対応策も凄いよなぁ…食いたいだけ食わせても見劣りしないだけ花芽を出すようにすれば良いか。流石だわ。
しかし、弘前は兎も角、他の櫻の名所と呼ばれる所の将来が不安だよなぁ…河津桜の様に、ソメイヨシノに拘らない特徴ある育成をやって欲しいもんだな。ソメイヨシノだけが櫻ではないんだから、各地の特色を出して良いのではないかな。

ああ、GWにまた弘前に帰りたくなったなぁ…櫻見に。