星新一 一〇〇一話をつくった人
読了。
一読だけでは情報整理が追い付かないから、とりあえず読んでいて頭の中に過ぎった断片を箇条書きにしとこう。
- なんとなく星親一と言う人は星新一となるべく生まれて来た様に是迄思っていた。星一及び星製薬ももっと軽い存在だと思っていた。
- 黎明期のSF界に星製薬の御曹司という事実が与えた影響は思いの他大きかったのでは無かろうか…
- 星新一の「虚構船団」に対する感情は、寂しさではなかろうか。天才筒井康隆と丁々発止で遣り合っていた筈だったのに、別の土俵に移ってしまったと…
- SFのプロダムとファンダムの温度の違いは今に至る迄解消出来ていないよな。
後はまだ自分の中で消化し切れていないな。また周辺資料集めないと…昭和20年代末の。
是迄知らなかった星親一取締役辞任から星新一誕生迄の話が若干明らかになったのは収穫だが、また新たな疑問が湧いてきたなぁ。
荒俣宏とTOCに行った時には気持ちの整理は出来ていたのであろうか…
兎も角、当分再読要だな。「マリみて」に、「バビロニア・ウェーブ」にこの本…ローティションが厳しくなって来たな。(をゐ)
追記:で発売を知った。