ローマ人の物語

「賢帝の世紀」読了。
やはり黄金の世紀と呼ばれた五賢帝の時代は、東方の安定があってこそ成立したのではないか。
その安定をローマ帝国に齎した皇帝ネロの評価が、塩野七生の様な小説家はいざ知らず、ローマ史の研究家達の間で低すぎるのは気になるよな。
やはり、キリスト教徒への弾圧が、後世の研究家達にブレーキをかけさせている気がするよなぁ。
キリスト教が世界に広まって行ったのは、果たして人類にとって幸せな事だったのか…その後の世界史を見ても疑問でしょうがないのよね。
世界史の中でキリスト教がローカル宗教で在り続けた場合、世界は果たしてどうなっていったのか…あまりに壮大過ぎてストーリーを思い付けないが、見てみたい気がするぞ。
架空戦記物書いている人達の誰かが書いてくれないかなぁ。読んでみたいぞ…無理だろうが。