嗚呼!!明治の日本野球

読了。
横田順彌久々の新刊。そりゃあもう、喩え文庫本で1600円しようが、デフォ買いします。本屋のレジで店員がバーコード読んだ後、思わず値段を確認していたのには大笑い。
内容はまあ、是迄のヨコジュン明治野球モノだから面白くない訳が無い。本人の文章の比率が何時もよっか低かったのが残念な処だが…
「一高対慶応の試合中止事件」も中々興味深いが、日本で初めての野球の試合*1では無く、近辺だったとは…まあ、当時あの一帯は五年前の火事からの復興中だった地域なので、大意で「後の横浜公園*2で行われた」と言っても差し支えないとは思うが…
後は、東京朝日新聞の「野球とその害毒」全文と、東京日日新聞の「学生と野球」が収録されているのも流石だ。これ載せるのに朝日新聞からのプレッシャーは無かったのかやや心配(をゐ)

しかし、こんなのも好きだけど、やはりヨコジュンの小説が読みたいぞ…

*1:1871年。外国人同士の試合

*2:開園は1876年