馬鹿馬鹿しい

開幕戦でのマクラーレンとハミルトンの問題が拗れている模様。
この問題、色々と情報を集めて見たが大騒ぎになっている理由が良く判らん。

  1. 開幕戦終盤、セーフティカー導入時にトゥルーリがコースアウト。ハミルトンが前に出た。
  2. マクラーレンのピットで追越し禁止中にハミルトンが抜いたと思い、トゥルーリを前に出す様に指示。
  3. ハミルトンはピットの指示に従いトゥルーリを前に出す。
  4. その後、トゥルーリのコースアウトをマクラーレンも把握。
  5. レース終了後、スチュワードの事情聴取で、チームからはトゥルーリを前に出せという指示は無かったとハミルトンが証言し、トゥルーリがペナルティを受ける。
  6. Toyotaはハミルトンがトゥルーリを前に出した旨、証言して提訴せずペナルティを受け入れた。
  7. 数日後、マクラーレンのピットとハミルトンが交わしたチームラジオの分析をして指示が出ていた事が判明。再度の事情聴取で、ピットからトゥルーリを前に出すよう指示した事実を隠蔽する様、ディレクターのデーブ・ライアンに依頼されたとハミルトンは証言。その結果、ハミルトンが失格、トゥルーリのペナルティは取り消しとなる。
  8. マクラーレンは指示を出したライアンを停職処分にした。
  9. マクラーレンは04/29にパリで開かれるWMSC*1に召喚され、それに応じた。また同時に停職中のライアンの退職を発表した。

今あたしが把握しているのはこんなもんかな。

イギリスのイエローペーパーが嘘吐きチャンピオンとか煽っているみたいだが、グランプリチームの一構成員として、チームから制約を受けるのは良くある事*2だ。非紳士的言動って事でペナルティ受けるのは止むを得ないが、叩かれるべきはマクラーレンだろう。
大体、すぐばれる可能性がある様な指示を出したマクラーレンのディレクターに問題があると思うんだが…
妥当な落し所は、マクラーレンの今期全ポイント剥奪、ハミルトンへ数レース出場停止、デーブ・ライアンのレース界からの追放。って感じかな。罰金ってのもあるだろうが、あんま意味無いと思うので、検討しない。

*1:世界モータースポーツ評議会

*2:殊にマクラーレンの様なチームならなおの事。